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girlslove
第7章 【新たな道】
「ありがとう……ございます」
最後は上擦ってた……涙堪えてるのかな
私も感謝の気持ちを伝えると
「こんな可愛い娘が出来るなんてこちらとしてもラッキーよ」ってウインク
せりさん同様の破壊力……恐るべし黒永家
DNAの宝庫じゃないか……
夕食までご馳走になって緊張したけど楽しかった
ご実家あるあるのアルバム見せてもらって悶絶
何ですか、幼少期のせりさん!!
お人形さんみたい!!
やっぱり生まれつきお目々がクリクリ…
七五三…幼稚園…小学生…中学生でもう今のせりさん完成してる
高校だとダンスに明け暮れてたんだろうなってビジュアルしてて、周りに笑顔が溢れてる写真ばっかり
「私も碧唯の見せてもらえば良かった」
「これからいくらでも見れるじゃないですか」
「今すぐ見たいの」
「も〜、また実家帰った時にね?」
「うん、約束ね?」
アルバムに夢中な私に、相手して…とちょっかいを出してくる可愛い面も
直ぐ傍にご両親も居るの忘れてません?
「え、椿くんも可愛いー!」
やっぱり凄いDNA……羨まし過ぎる
顔ごとせりさんの方に向けられて「もうおしまい」って拗ねないで?
だって楽しいんだもん
「またいつでもおいでね」と見送られて
レンタカー返す時間もあったから早めにお暇しました
「ねぇ、せりさん、レンタカー返すの明日でも良かったんじゃないの?」
余裕もって借りるはずだけどな…と思って助手席のシートベルトに手をかけた瞬間、強引にキスしてきたの
「んんっ……」
せりさん、余裕…ないの?
「返すのは明日にしてる」
「え、じゃあ…」
「こうでもしないと碧唯、言う事聞かないでしょ?」
私の中でドッカーン!と大爆発した理性
どうしてくれようか、まだご実家の駐車場だよ