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girlslove
第1章 【一目惚れ】





ギュッと握り返してくれてバックハグ状態
せりさんの体温が心地良い
首筋にキスされて振り向いたら唇にも……
触れるだけのフレンチキス
やっぱり正面が良い…って事で反転して抱き締め合った


額にキス………物足りなくて私から唇にキスする


私たちは、昨日、ああいう事しちゃったけど……
どういう関係なんだろう
一線は越えた?越えてない?
キスは……数え切れないほどした
あれはセックスと言えるのか


聞きたいけど聞けない
私たち、付き合ってるんですか?
いや、好きとか言われてないし
もしかしてワンナイト?
せりさんがそんなゲスな事する!?


悶々とそんな事を考えていたらいつもの起きる時間にアラームが鳴ってしまった
明るい光がベットを照らす
伸びをして起き上がったせりさんに光が差していて、めちゃくちゃ神々しく見えた


「おはよう」と朝から眩しすぎる笑顔
いきなりTシャツ脱ぎ出したので慌ててしまう
昨日の服に着替えて「先に洗面所借りるね」と顔を洗いに行ってしまった


脳がバグってる
私、凄い人と一夜を共にしたんだなって改めて思う
寝起きすっぴんでもとんでもねぇ美人じゃねーか!!


「碧唯、メイク借りて良い?」


「は、はい」


こんな機会滅多にないと思ってガン見しちゃってたら「碧唯、時間大丈夫?」と聞かれて焦る
何でアイメイクしただけでバッチリ決まるの?
クスクス笑いながら「貸してみ?」とせりさんが私をメイクしてくれてる!!
少し手を加えてくれただけなのに私が私じゃないみたい


リップをする前に顔が近付いてきて、またもや触れるだけのキス


「可愛いから、つい…」


ダメだ、せりさんを好きになるなという方が難しい
だからこんなの、女でも堕ちるんだって
ジャケット掴んで引き寄せ、私からもお返しのキス






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