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girlslove
第1章 【一目惚れ】
まだ電車が来てなければホーム越しにまた会えたりするかなって期待したけど、丁度ホームにお互いが乗る電車が到着したところだった
どの辺りに乗ったかは分からない
キョロキョロしちゃったけど見つからなくて、せりさんが乗ったであろう電車が先に出発してしまう
ホームには残っていなかったからもう帰って行ったんだろう
どうしよう、もう会いたい………
すぐにメッセージ通知音が鳴って開いたらせりさんからでまた心臓が飛び跳ねる
(キョロキョロしてる碧唯、可愛かった❤️)
えっ…うそっ……見られてた!?
あーん、私、見つけられなかったのにー!!
可愛いスタンプも送られてきて一気にテンションが上がる
(気をつけて帰ってください)
(私は、、、)
(もう会いたいです❤️)
既読ついた、見てくれてる
いつも音楽だけを流してなんの変哲もないいつもの通勤時間がこんなにウキウキした時間になるなんて
(また会えるよ)
はい……会いたいです
私だけじゃないですよね?
心の底から溢れてくる
せりさんに出逢ったあの瞬間から、私は心を奪われてた
女が女に一目惚れなんてあるはずないって思ってたけど、もうこれは認めざるを得ない
私、せりさんが好き
一目惚れしましたって言ったら、せりさんは困りますか…?
まだもう少し、期待してても良いですか…?
この気持ち、育てて良いですか…?