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girlslove
第2章 【隠された想い】





「昨日、あれからどうなったんですか?」
「あれ、今日何か雰囲気違う」
「碧唯さん、クロ◯ハーツのネックレスとかバチクソお洒落じゃないっすか」


同僚や後輩たちが私を見るなり開口一番
そうだよね、私も、っぽくないなってわかってる
今日のコーデはワイドなデニムにオーバーサイズのニット
せりさん曰く「露出少なめコーデ」だそう
ストリート系は初めて着るかも
せりさんは絶対似合うけど私は……


「すっごい似合ってる!!」


「あ、ありがとう」


意外と周りのウケも良いみたい
ネックレスはメイク中に着けられた
昨日の事は何とか誤魔化せたけど
次にお店に来た時はまた勘付かれるかも
顔に出ちゃうもんな、私は……


「聞いてくださいよ、めちゃ良い感じでラブラブで付き合ってる気満々だったのに彼ったら付き合ってないでしょ?とか言うんです、色んな子に声掛けてたみたいでほんっとムカつく、遊び相手の一人にされてました…トホホ」


いつも私のアシスタントについてくれる後輩のマミちゃんが愚痴ってきて、めちゃくちゃタイムリーだなと思った


「もしかしてだけど、身体は許した系?」


「……はい、2回ほど」


うわ、私と同じじゃん


「好きとか告白みたいなのはなかったんだ?」


「ん〜?どうなんですかね、酔っててうろ覚えなんですけど多分言ってないです、気が付いたら始まってましたから」


「マミちゃん、これからは自分を大切にしてあげてね」


「はい!碧唯さん、またコンパ行きましょう?」


「え、私は……当分良いかな」


「え?彼氏出来たんですか?」


「いや、出来てないけど今は仕事頑張りたいから」


「そういう割には肌艶良いですよね?羨ましいです」


さ、仕事…仕事と切り替えてみたものの、私の心に重く伸し掛かる言葉たち




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