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girlslove
第2章 【隠された想い】





えっと…………私たちはどういう関係?
好きとか、言ったっけ?
言ってないし、言われてない……よね?
え、待って、じゃあ……この関係は??


身体の関係はある……で良いのよね?
アレがセックスじゃなければ何なのって感じだし
私は二度もせりさんに抱かれた……事になる?
挿れるだけがセックスじゃないよね?
え?どっち??


身体の関係だけなら……これもセフレって言うの?
いや、男女間だよね、セフレって……
女同士もセフレって言う?
え、え、どうしよう………


「碧唯さん!!」


「え?」


「3回目ですよ、呼んだの」


「あ、ごめん、何だっけ?」


ヤバいヤバい……仕事中だよ
疎かにしてどうするの
とにかく今は仕事に集中して後で考える!!


考える……はずなのに、休憩中に落ち込む私
施術中は何とかミスせず乗り越えられたけど
今は心が無だ


「お前、どうした、今日」


そう声をかけてきたのは同期の淳太
タイミングが合ってしまったか
「恋煩いか?」って誂ってくるけどマジでそれかも
反論する気ナシ


自然と髪に手が伸びてきて触ってくる
「話ならいつでも聞くぞ?」って同期の中で一番チャラいの忘れてた
パシッと阻止して「いらないでーす」と言えばケタケタ笑ってる


「ていうかお前、これ誰に着けられた?」


急にネックレスに触ってきたから真顔で「離して」と牽制する
びっくりしただろうね、職場じゃニコニコして場を乱さない可愛いスタイリストで通っているから
同期にさえ、あまり本当の姿を見せてない
一瞬にして素に戻ったのは、せりさんのネックレスだったから
他人に触られたくない、汚い


「何?好きな奴出来たの?そいつから着けとけって言われた?こんなの男がするやつじゃん、他の男に対する牽制だろ?男居ますって言わせてるようなもんじゃん」





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