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girlslove
第3章 【告白】





「ほら泣くな」ってタクシーでもらったポケットティッシュを淳太から受け取り涙を拭う


べったりし過ぎのその人は「タクシー呼ぶから」とスマホを手にしたせりさんにキスしてた
「こら」ってすぐに離れてたけど、完全にキスしてた
また涙が溢れてくる


「ちょ、マジでどうしたんだよ」と淳太に抱き寄せられた
泣き止むまでだから…と淳太が隠してくれた
今すぐ振り払いたいけど出来ない
もう、頭が回らない……


どれくらい立ち竦んでいたかな
せりさんはあの人とタクシーで消えていったみたい
終電も完全になくなってしまった
徐々に冷静さが戻って来る


「ごめん、淳太、結局タクシーだね」


「ん、呼んで大丈夫?」


「うん、ありがとう」


「じゃ、呼ぶねー」


普通に接してくれて有り難い
涙の理由を聞いてこないのも淳太の優しさだと甘えよう
タクシーに乗り込んでも一言も喋らなかった
それでも最後まで一緒に居てくれて、マンション前で停まった時も「明日はゆっくりめで良いよ、おやすみ」とだけ言われて別れた


予約のキャンセルが入って朝一は割と余裕がある
だからそう言ってくれたんだと思う
その夜はなかなか寝付けなかった
朝起きたら顔も浮腫んでて最悪
急いでホットタオルで浮腫みを取る
メイクもノリがいまいちだったから
伊達メガネで誤魔化す


「お、派手にやったな」


理由を知ってる淳太だからこそ出てくる言葉なのだろう


「今度、ご飯奢る」


「あざーす!ビールもつけてね?」


昨日のお礼を言ったらまた髪の毛ワシャワシャされたけど、一応感謝はしてるから怒りもない
すぐさま戻って来て誰も居ないの確認してから小声で「2人でだぞ?」ってやっぱりチャラいわ


「はいはい、今回だけね?」


何か、弱み握られてるみたいで癪だけどね
借りが出来たらなる早で返しておきたいので




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