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girlslove
第3章 【告白】
もうスマホを見るのが辛くなってきた
後輩からご飯誘われたら行くようにしてるし
仕事にも没頭出来た
頑張り過ぎてる私を淳太が心配してくれてるのは分かっていたけど、がむしゃらに突っ走りたい時もあるんだよ
「今日は俺とご飯な?」と強制連行
だよね?約束してたもんね
淳太には悪いけど、あまり気乗りはしてない
「碧唯も飲めば?俺だけ飲むの悪いし」
「いや、今日はちょっと……」
「すみませーん、生2つ」
2人きりの食事はさ、出来ればアルコール入らない方が良いに決まってる
何かあるわけじゃないけど、何かあってからじゃ遅いから……
つい、またあの光景が脳裏をよぎる
せりさんの事、想ってるのは私だけなのかも
だから…………だから………………
「だから失恋なのか分かんないんだってば!」
「お、おう……もうその辺でやめとこうな」
「あぁん?好きなのは私だけか?勘違いしてたんか?」
「そのままその好きな奴に言ってやれよ、誰か分からんけど」
「そんなの言えるわけないじゃん……振られるの確定で当たって砕けろ精神なんて、もうこの歳で無理だよ…」
「お前そんなヤワじゃねぇだろ」
「無理……もう傷付きたくない」
「まぁ、分からんでもないけど、お前がちゃんとフラれてくれねぇと俺も前に進めねぇんだけど」
「んあ?どういう意味よ?私の事、応援してくれないの?」
かなり悪酔いしてるし、最悪な絡み方してるのは何となく分かってる
はぁー、これじゃ淳太に迷惑しか掛けてない
また奢り決定だな
「応援してるよ……」
「じゃ、何でフラれるの待って…」
「言っただろ?俺のとこ来ても良いよって……でも今言うのはフェアじゃねぇよな、悪い、一旦忘れて?聞かなかった事にして」