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girlslove
第3章 【告白】





聞かなかった事に……出来るか!バカ!
って思ったけど、酔ってるフリで流そうとするのはズルいかな……
何となく好意持たれてるのかな、感はあった
気付かないフリしてたし
チャラいから誰にでも言ってそうだったし
職場恋愛、無理だし
ここでビシッと線引きしなきゃとも思ってる
思ってるけど……今は頭ふわふわしてて纏まんない


「そんなにそいつの事好きなんだ?」


飲みきったグラスをテーブルに置いたら淳太に向かって「好き」って言ってた
まだせりさんにも言えてないのに……
泣きそうになるのは何で……


「まぁ、とりあえず出るか」


「うん……」


奢ろうとしてきたから「PayPayで」とスマホを先にかざした
奢りって言ったじゃん、フフン……
店を出てすぐに段差がある事を店員さんから聞いたばっかなのに躓きかけて淳太に支えてもらう


「お前、バッカ……危ないっての」


「キャハハハ」


「あかん、完全に酔ってるわ、送り狼になっちゃうよ〜?」


そんな度胸ないくせに、また誂うのか?
チキンなの知ってるよ〜?
って言ってるつもりが言えてなく、ただボーッと見てるだけ
瞼が落ちてきて淳太の胸の中に……


ダメだ、こんなんじゃ
今甘えてしまうのは違う
同期のよしみなんて都合の良い考えは捨てないと……
ズルズルと……嫌だ
格好悪い……


「碧唯、帰る?それかどっか入る?」


頭上から淳太の声がして顔を上げる
「目が据わってんじゃん」って笑われて
ここからは所々しか記憶がないんだけど
「ホテルには行かないよ」って言ってタクシー呼んだら何故か淳太だけ乗って帰っちゃって、私の隣にはせりさんが立っていたの
 




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