この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
girlslove
第3章 【告白】





夢かな、と思った
「碧唯」ってあの声で呼ぶから
やっぱりせりさんだと思って泣いちゃった
「遅いよ」とボカスカ叩いたと思う


「うん、ごめん」ってどういう意味?
本命じゃないのに何で今会いに来てるの?


「私、見ちゃったよ?◯◯町でせりさん、彼女と飲んでたでしょ?キスしてた……」


夢でも何でも良い
この際、言いたい事全部言ってやろうって


「カホの事?確かにご飯食べに行った、酔うと誰にでもああなる人なの…って言っても碧唯からしたらそんなの分かんないよね、ごめん!本当にごめん!もう二度としない!ていうか、彼女でも何でもないから!」


ちゃんと聞けてたかどうかは別として、せりさんの前でポロポロ泣いて困らせたんだろうな
「私に見せる同じ顔してた〜」とか泣き喚いて、せりさんの腕の中でヨシヨシされてまるで駄々っ子


「ごめんね……どうしたら許してくれる?どうしたら泣き止んでくれるの?」 


頬を包まれてせりさんの瞳に映る私は、
「今すぐ此処でキスして」とせがんでいた
あの日のキス、私で上書きしてよって……
路上キス……しかも女同士
全く人が通っていないわけじゃない


出来る?無理?
我儘だと引いた?


俯く私の顔を上げさせて、その場で重なる唇


ウソ……ヤバい、見てる人居るかも
咄嗟に離れたらまた顔ごと向けられて重なる
当たり前のように舌が挿入ってきて
あぁ……このキスが欲しかった、と涙が溢れた


「機嫌、直った?」


赤面する私を覗き込むせりさん
頷くしかないじゃない


「明日、休みだよね?帰したくないんだけど、良い?」


え、何で休みなの知ってるんだろう……
淳太に聞いたって、え?え?
ちょっと頭パンク寸前……




/203ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ