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第10章 優等生に犯される

「──…俺のなにがっ…わかるんだ……！！」

「‥ｯｯ‥‥！」


　ぶつけられる想いのあまりの大きさに、怖くなる。

　それでも逃げられない。自分よりも大きな躯体に包まれて、食べられそうなほどの執着をこめて責め立てられる。

「‥あっ♡ああっ♡‥‥はぁっ、あっ！
　あうっ、ううっ、あっあっあっあああっ‥」

　グチュッ♡ グチュッ♡ ヌル．．．．ッ
　──グチュンッ、グチュッ、グチュッ♡

　ゆっくりとした長いストロークの中で、熱い媚壁をゾリゾリと撫でられる。

　内臓のカタチまでを変えられてしまいそうな…重たくて切迫した快楽が、身体の芯を穿(ﾂﾗﾇ)いていく。

　自分を離すまいとする腕の力さえ心地よく感じて、上も下も前も後ろもわからなくなって、ただ従順に喘いでしまう。

「あっあっあっあっ‥♡‥く、るっ‥‥すごいの‥！すごいのっ‥くるぅ‥っ‥！！」

「はあっ…はあっ……く」

「‥あああっ//‥‥イクッ…イクッ‥！あ‥//
　イクイクイクイク‥‥ッッ」

　肉体が浮くような絶頂感。その強すぎる峠(ﾄｳｹﾞ)を越えようと身体に力をいれるが、止まらない抽挿に腰から下をぐずぐずに溶かされた。

「あんんっ‥ああ‥‥//‥ああっあああっ♡
　…あはぁ‥あっあっ‥！あっあっあっあっ//」

　ビクッと腰を跳ねあげたいのに、それさえも許さない。

　首筋に噛み付くようにキスした青年は、休みなく剛直を抜き差して、彼女を蹂躙(ｼﾞｭｳﾘﾝ)し続けた。

　離してやる気なんて
　ひと欠片もありはしない。

　品行方正な優等生の部屋では、この夜もまた一晩中…甘美な責め苦に喘ぎ鳴く少女がいた。








（終）