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女性のための犯され短編集
第2章 双子の幼なじみに犯される
「どっちがいいの?」
「どっちにするんだ?」
その言葉はこれまでに何度も、彼女に向けて投げかけられてきた。
それを言うのは仲の良い双子の男の子。家が近く、歳も同じで、小さな頃から三人は一緒だった。
双子はいつも彼女に問いかける。
彼女はどちらを選ぶのか?──と。
『 ぼくと砂場でお城つくる? 』
『 おれとあっちでブランコするか? 』
『 帰りはいつものカフェに行こうか? 』
『 帰りにゲーセンよって遊んでくか? 』
『 明日は僕と水族館はどうだい? 』
『 明日は俺と渓流釣りに行くよな? 』
競うように試すように…彼らはそう聞いてくるのだ。
そして聞かれた彼女はいつも、同じ言葉を返していた。
「──どっちも!
どっちも好き。三人で一緒がいいわ」
彼女はどちらかなんて選べなかった。
どちらも同じくらい……大切な大切な存在だったから。
けれど──