この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
女性のための犯され短編集
第1章 ストーカーに犯される

 夜も遅い住宅街の一角で、仕事から帰宅した彼女は戸惑っていた。

「なんの騒ぎですか……!?」

「放火だよ、放火!幸いボヤで終わったらしいけどね」

 自分がかりているアパートの前にパトカーが止まり、数人の警察官と、そして野次馬たちが集まっている。

 何者かがアパートの壁に火をつけたというのだ。

 上下に2軒ずつしかない小さなアパートだ。犯行時に住人はみんな出かけており、防犯カメラもないから当時の状況は不明らしく、火が大きくなる前に消されたので実害は少なかった。

 でも……

(まさか、あのストーカーが……!?)

 犯人に思い当たるふしがある彼女は
 尋常じゃなく怯えていた。

 実は彼女はこの数ヶ月、ストーカー被害にあっていたのだ。

 帰り道、同じスピードて後ろを歩く足音が気になりだしたのが最初。熱を出して仕事を休んだ日には、飲み物や軽食がはいった袋が玄関にかけられていた。

 最近では「愛してる」という内容の手紙がポストにはいっていたり、偽名を使った怪しいプレゼントも届くようになっていた。

 そしていよいよ、ストーカーはわたしを殺そうとして……!?

(怖いっ……どうしたらいいの)


「君、大丈夫ですか?」

「…っ、お巡りさん」

 震える彼女に声をかけたのは、通勤途中の交番でいつも顔を合わせる警察官の男だった。

 いつも明るく挨拶してくれる、少し歳上の優しい警察官だ。知っている顔に会えて、彼女も少しだけ安心する。

「現場の調査は終わりました。明日、周囲の監視カメラを確認しますから、今夜はもう休んでください」

「……」

「こんな事があり不安だと思いますが……」

「お巡りさんっ、わたし、実は」

 彼女はストーカー被害の件を彼に話した。

 そして、とてもじゃないが怖くてアパートには帰れないということを…。


/105ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ