この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
異世界転生したら王子に溺愛されて困っています·͜· ♡
第4章 覚悟を決めます

「あの、お兄様」


私はお兄様にお願いする事にした。


「何だい?ブランシュ」

「お兄様、ご心配して下さり、心から感謝申し上げます。が、わたくしは殿下にお話をしたい事がありますので、どうか2人にさせてはいただけませんでしょうか?」

「···ブランシュ」


あぁ、ごめんなさい。


そんなさみしそうな顔をさせたい訳じゃないんだ。ただ、外見と中身が違うのだと言う事を、まずは殿下に伝えなければ。


幸いにも、まだ婚約者止まりになっているらしいし。


「屋敷に帰省した時にでも、またお話しいたしましょう。お約束致します」

「···、ならば仕方があるまい。絶対だぞ。殿下、ブランシュの事を、よろしくお願い致します。で・す・が!ブランシュはまだ婚約者である立場です。くれぐれも、体に触れると言う様な事は無きように、お願い申し上げます」

「あぁ、承知した。レイ、後の事は私に任せてくれ」

「ではブランシュ。公務の後、また様子を見にこよう」

「はい。お待ちしております。頑張ってくださいね、お兄様」


後ろ髪を引かれるように、お兄様も私の部屋から居なくなった。


と、言う事で、私は意を決して殿下に話をする事にした。外見と中身か違う人間だと言う事を。


そして、離縁をお願いすると言う事を。


「殿下···わたくし事で、大変申し訳ないのですが、大切なお話が2つ程あります」


もう、色んな意味で心臓がバクバクしていて、そのうち失神してしまうのではないかと言う、緊張感に苛まれていた。

/30ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ