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禁断の果実
第9章 映画館
響と恋人繋ぎで手を繋ぎ映画館のスクリーンから外に出ようと思った。
でも、出口付近に着くと響が私の身体をドアに押し付けてキスをしてくるのだった。
ロングコートの裾から手を入れて来てまた私の太ももに触れてくる。
「こ、こんなところではダメよ…」
「え?どこでも同じじゃん?」
響はグイグイと押してくる。
私はこの行為で益々身体が濡れてゆくのを感じていた。
響はまた私の陰部に指を這わせてくる。
そして、指を膣に入れてくる。
そこは愛液でべっとりと濡れていたのだ。
「先生って、本当にいやらしいんだな…」
「わ、私、もうダメ…」
そう言うと響もこう言う。
「俺も、これ以上は我慢できないよ…早くこの手で、身体で先生を抱きたい…」
「ま、前澤くん…」
私たちは急いで映画館を出た。
足早に駅へと向かい電車に乗る。
美しが丘に着くとタクシーに乗り込んだ。
昼間だと言うのに私たちはタクシーの中でもキスを繰り返していた。
タクシー運転手はちょっと怪訝な顔をしていたのを覚えている。
アパートに着くと私は部屋に響を招き入れたのだ。
響は私を抱き締めるとロングコートをスルリと床に落としてゆく。
そして、私を抱き上げるとベッドへと連れてゆくのだった。