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背徳寝盗られ妻は禁断の恋をする
第1章 「ほら、旦那さんが起きちゃうよ?」
ダイニングテーブルの上には、
煮込みハンバーグ、サラダ、バケットや追加で作った
おつまみ達とお酒が並んでいた。
「凄いな···」
「すみません、いつも作りすぎちゃって」
「くそっ、羨ましいなこの!」
「うわぁ、グラスが割れるだろ!」
食器棚からワイングラスを持ち出した大輔に、
秀一がからかい首に腕を回した。
いつまで経っても男子高校生なノリな2人に、
香穂はくすくすと笑みを浮かべた。
「あぁ、ご飯も炊いてあるんですが、どうします?」
「···じゃあ、遠慮なくご飯貰おうかな」
「本当に遠慮ないな、お前」
秀一にご飯をよそい、
香穂は秀一に差し出すと、
秀一は香穂の指に触れるように茶碗を包んだ。
ビクッとする香穂。
「ありがとうございます!」
秀一は何食わぬ笑みを浮かべて、
ご飯を受け取った。