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Vouloir,c'est pouvoir.
第4章     
 えっ?その後のこと?
 モチロン上手くやったさ。チャットの2、3行で、そのオヤジの顔が赤くなったり、青くなったりするのが、ハッキリ想像できたからな。もっともオレは、床にうつ伏せになって両ヒザを曲げ、足をブラブラしながらバナナを食べてるミチコが気になって仕方なかったんだけどね。だって可愛いんだもん。
 オヤジとの話がまとまると、オレは椅子をくるっと回して、ミチコに微笑んだ。
「速攻返すって」
「そう。アリガト」
 オレはミチコのそばに座り、軽くキスした。そして、口づけしたままミチコが伸ばした舌先をギュッと噛んだ。甘いバナナの味だ。
「んんっ」
 ミチコが軽く喘ぐ。
「じゃあそろそろ、縛るか。それとも、寝るか?」
「縛って、それから、添い寝して欲しい…」
 ミチコは下着だけの姿になると、電気ストーブの前にしゃがみこんだ。
「”望めば、叶う”って、こういうことだよね。アタシ、ずっと縛られたいって思ってたんだよ…」
「ん?あぁ。ヴロワール、セ、プヴォワール、ね」
 それは、ミチコが左の薬指にはめているシルバーリングの裏側に刻まれている言葉だ。
 その言葉をフランス語っぽく発音しながら、オレは正座したミチコの後ろに回り、その両腕を、後ろでそっと重ね合わせた。

~終~
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