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数学のセンセイ
第3章 3時間目
「されてないけど。18歳の智樹が経験値ゼロの私と付き合って満足なのかな?って」
「さぁ?それは智樹に聞きなさいよ」
相変わらずクールな真樹は恋愛初心者の私には優しくない。
「でも、私の見る限り、あいつは弥生を大事にしてるよ。
中学時代あんなに遊びまくってたのに、今じゃ弥生だけじゃん」
「うん。分かってる。智樹は友達に彼女がいるって言えないのに
私に誠実でいてくれてる。ちゃんと分かってる」
「ふ~ん。弥生は何が不安なの?」
私の方を見ないでバーテンの方に煙をふっと吹きながら
私と同じ年には見えない大人っぽさで真樹は聞いた。
「私、大事にしてもらってばっかり。私は何も出来ないの」
「はっきりいいなよ。何があったのよ?」
「この前ね。智樹クラスの子に告白されてた。
その前から学校でモテることは気づいてたの。
私は、女子高生みたいに手をつないで帰るとか
放課後のデートとか・・・・普通の高校生が楽しむ付き合いをしてあげられないんだ。
って思ったら、智樹がいつかそっちを選ぶような気がして怖いの」
「なるほどね」
「さぁ?それは智樹に聞きなさいよ」
相変わらずクールな真樹は恋愛初心者の私には優しくない。
「でも、私の見る限り、あいつは弥生を大事にしてるよ。
中学時代あんなに遊びまくってたのに、今じゃ弥生だけじゃん」
「うん。分かってる。智樹は友達に彼女がいるって言えないのに
私に誠実でいてくれてる。ちゃんと分かってる」
「ふ~ん。弥生は何が不安なの?」
私の方を見ないでバーテンの方に煙をふっと吹きながら
私と同じ年には見えない大人っぽさで真樹は聞いた。
「私、大事にしてもらってばっかり。私は何も出来ないの」
「はっきりいいなよ。何があったのよ?」
「この前ね。智樹クラスの子に告白されてた。
その前から学校でモテることは気づいてたの。
私は、女子高生みたいに手をつないで帰るとか
放課後のデートとか・・・・普通の高校生が楽しむ付き合いをしてあげられないんだ。
って思ったら、智樹がいつかそっちを選ぶような気がして怖いの」
「なるほどね」