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数学のセンセイ
第5章 5時間目
「あった・・・・・」
俺はもう一度番号を確認すると
そっと弥生ちゃんの手をとってその場を離れた。
はぁ─────
思わずしゃがみこんだ。
「智樹?大丈夫?」
「俺、弥生ちゃんと会わないでこんなに頑張って勉強して
合格しなかったら、弥生ちゃんも大学も全部失うと思うとマジで怖かった」
「智樹」
「すげー嬉しい。弥生ちゃん、ありがと」
「智樹。おめでとう」
「親に連絡だけする」
「うん。二人でお祝いしよう」
俺が親に連絡している時、弥生ちゃんは姉貴に連絡していた。
本当に終わったんだ。
そんな気持ちでつかえていたものがすべて落ちて行った。
「何食べに行こうか」
「弥生ちゃん家に行きたい」
「いいけど、外に行こうと思って用意してないよ?」
「俺、作るし」
「え!高校生が自分で?今日はいいよっっ」
「弥生ちゃんより料理うまいし」
「・・・・確かに」
「それよりセックスしてぇ」
「はい?」
「セックス。ほら行くよ」
真っ赤になった弥生ちゃんの手を引いて
俺は春から母校になる大学を後にした。
俺はもう一度番号を確認すると
そっと弥生ちゃんの手をとってその場を離れた。
はぁ─────
思わずしゃがみこんだ。
「智樹?大丈夫?」
「俺、弥生ちゃんと会わないでこんなに頑張って勉強して
合格しなかったら、弥生ちゃんも大学も全部失うと思うとマジで怖かった」
「智樹」
「すげー嬉しい。弥生ちゃん、ありがと」
「智樹。おめでとう」
「親に連絡だけする」
「うん。二人でお祝いしよう」
俺が親に連絡している時、弥生ちゃんは姉貴に連絡していた。
本当に終わったんだ。
そんな気持ちでつかえていたものがすべて落ちて行った。
「何食べに行こうか」
「弥生ちゃん家に行きたい」
「いいけど、外に行こうと思って用意してないよ?」
「俺、作るし」
「え!高校生が自分で?今日はいいよっっ」
「弥生ちゃんより料理うまいし」
「・・・・確かに」
「それよりセックスしてぇ」
「はい?」
「セックス。ほら行くよ」
真っ赤になった弥生ちゃんの手を引いて
俺は春から母校になる大学を後にした。