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数学のセンセイ
第5章 5時間目
「鍵・・・かぎ」
弥生ちゃんはカバンの中をガサガサ探す。

「あ。俺の鍵使う」
「良いよ。今出る」
「いや。俺の使いたい。もう使えないかもって思った。使ってやりたい」
「・・・・うん。高校生の鍵で開けて」

俺の鍵で開けると
ドアが閉まるのも待てずに弥生ちゃんの首に顔をうずめる。

しばらく黙って抱かれていた弥生ちゃんは
静かに「ベッドに行こうか」と
靴を脱いだ。

まだ春とは言えない寒い部屋で
俺たちはお互いに服を脱がせた。

真っ黒の下着を着けた弥生ちゃんに笑いがこぼれる。

「合格発表の日に黒って縁起悪くね?」

「あ!そっか!でも、だめでも・・・えっと慰めようと思って・・・
高校生の好きな下着の色にしたの」

慰めるって・・・・
落ちるの前提?!!!

「ありがと」

やっと弥生ちゃんにキスをする。
長い長い今までを埋めるように
長い長いキスをする。

弥生ちゃんの身体を確認するように
身体中をなでまわす。

両手がお尻にたどり着いてくるくると
お尻をなでまわす。

そしてウエストを確認して
ゆっくりとおっぱいにたどり着いた。





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