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雨が好き
第27章 星空
いつの間にか、周囲は夕焼けに染まっていた。
その色は、記憶の中のオレンジとは違って、鮮やかな朱色だった。それは天頂に向けて藍に溶け、見事なグラデーションで空を彩っていた。

気がつくと、私は彼に抱きしめられていた。
抱きしめられたまま、夕日が沈むのを見ていた。

日が沈み、藍が濃くなり、宵闇が空を満たし、星が・・・現れた。

「蒼人さん・・・星が・・・」

おずおずと、私も彼の背に手を回す。
彼は泣いていた。背中が震えている。

空には、天の川が流れていた。

星が、優しく、優しく、瞬いていた。
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