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雨が好き
第28章 お仕事場

次の週、蒼人さんはわざわざお休みを取ってくれた。
お昼前に迎えに来てくれる。
『動きやすい格好で』
と言われたので、あんまり可愛くないけど、ジーンズに白Tシャツ、そして、スニーカーという格好にした。せめて帽子は可愛らしく、と思ったけど、どうにもこの格好に合う帽子がななくて、結局明るい茶のキャスケットみたいなのになってしまった。
どうかな、と思いながら出ていくと、蒼人さんはやや驚いたような顔をしているように見えた。
やっぱり・・・おかしい?
「そういう格好・・・なんだか新鮮ですね」
ただ、虫よけと日焼け止めはしたほうがいいですよ、と教えてくれたので、その通りに。
こうして私達は出発した。
蒼人さんのお仕事場は、駅から町と反対方向に歩いたところにある登山道からはいっていく。山間をしばらく歩いたところ、針葉樹の林の中に、開けた場所があり、戸建てのお家くらいの大きさの建物があった。
「あれですよ」
お昼前に迎えに来てくれる。
『動きやすい格好で』
と言われたので、あんまり可愛くないけど、ジーンズに白Tシャツ、そして、スニーカーという格好にした。せめて帽子は可愛らしく、と思ったけど、どうにもこの格好に合う帽子がななくて、結局明るい茶のキャスケットみたいなのになってしまった。
どうかな、と思いながら出ていくと、蒼人さんはやや驚いたような顔をしているように見えた。
やっぱり・・・おかしい?
「そういう格好・・・なんだか新鮮ですね」
ただ、虫よけと日焼け止めはしたほうがいいですよ、と教えてくれたので、その通りに。
こうして私達は出発した。
蒼人さんのお仕事場は、駅から町と反対方向に歩いたところにある登山道からはいっていく。山間をしばらく歩いたところ、針葉樹の林の中に、開けた場所があり、戸建てのお家くらいの大きさの建物があった。
「あれですよ」

