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雨が好き
第29章 ナイトアクアリウム

鑑賞後は、それぞれが好きなところでお弁当を広げて食べていいことになっている。
お弁当は『みなと町』謹製のサンドイッチ弁当だ。
蒼人さんが好きだと言ってくれた、少し焼きを入れたクラブハウスサンドがメイン。ほとんどお父さんが作ったようなものだが、私も少しはお手伝いしたので、「一緒に」ということにしておいてほしい。
さて、その後はお休みの時間なのだが、この寝る場所についても、好きな所を選べるスタイルだ。
私達は相談の上、一番最初に見た、エイがゆうゆうと泳ぐ回廊水槽の前に陣取ることにした。青い光がぼんやりと照らす中、隣同士で寝袋を敷く。
一緒にお泊りと考えるとやや緊張もするが、こうして一緒に寝られる嬉しさのほうが勝っている。
「なんか・・・きれいだね」
ポツリと蒼人さんが言う。
その顔が水槽の青に照らされて、とてもきれいだと、思った。
「ね?」
ふいにこっちを見られ、私も慌てて水槽に目を戻す。
うん・・・きれい・・・だ。
お弁当は『みなと町』謹製のサンドイッチ弁当だ。
蒼人さんが好きだと言ってくれた、少し焼きを入れたクラブハウスサンドがメイン。ほとんどお父さんが作ったようなものだが、私も少しはお手伝いしたので、「一緒に」ということにしておいてほしい。
さて、その後はお休みの時間なのだが、この寝る場所についても、好きな所を選べるスタイルだ。
私達は相談の上、一番最初に見た、エイがゆうゆうと泳ぐ回廊水槽の前に陣取ることにした。青い光がぼんやりと照らす中、隣同士で寝袋を敷く。
一緒にお泊りと考えるとやや緊張もするが、こうして一緒に寝られる嬉しさのほうが勝っている。
「なんか・・・きれいだね」
ポツリと蒼人さんが言う。
その顔が水槽の青に照らされて、とてもきれいだと、思った。
「ね?」
ふいにこっちを見られ、私も慌てて水槽に目を戻す。
うん・・・きれい・・・だ。

