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雨が好き
第30章 朝日

目覚めると、少しひんやりとした不思議なところにいた。
まるで夢の中の宇宙船。青い光、硬質な壁。
あれ?どこにいるんだっけ、と頭を巡らせて、
そうだ、ナイトアクアリウムに来ていたんだと思い出す。
そして、同時に、手が温かいことに気がついた。
私の手を蒼人さんはしっかりと掴んでくれていた。
気がついて、私もキュッと握りしめた。
悪い夢・・・見なかったよ。
私が手を握ったせいか、蒼人さんも目を開いた。
「おはよう」
彼が言う。
「おはよう」
私は応えた。
おやすみなさいと言って、
おはようと目が覚める。
なんとも言えない気持ちになる。
噛み締めたいような、気持ち。
まるで夢の中の宇宙船。青い光、硬質な壁。
あれ?どこにいるんだっけ、と頭を巡らせて、
そうだ、ナイトアクアリウムに来ていたんだと思い出す。
そして、同時に、手が温かいことに気がついた。
私の手を蒼人さんはしっかりと掴んでくれていた。
気がついて、私もキュッと握りしめた。
悪い夢・・・見なかったよ。
私が手を握ったせいか、蒼人さんも目を開いた。
「おはよう」
彼が言う。
「おはよう」
私は応えた。
おやすみなさいと言って、
おはようと目が覚める。
なんとも言えない気持ちになる。
噛み締めたいような、気持ち。

