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雨が好き
第5章 学校
【学校】

あれは、小学校3年生だった。

私は学校で担任の先生に、身体をいたずらされた。
夕日が落ちる、教材準備室。
机の上に座らされて、私は先生に身体を触られた・・・らしい。
何をされたのか、よく覚えていない。

ただ、大きな手が顔を覆うようにのしかかってきて
優しかった先生が、夕日を背にして逆光で真っ黒に見えたのは覚えている。

その後、私が、お父さんに何かを言ったようだ。
それで、先生は学校を出ていくことになった。

私は学校に行かれなくなった。
お父さんは会社をやめて、おばあちゃんの家がある、ここに引っ越してきた。

そして、ここで古い喫茶店を買い取って、改装して『みなと町』を始めた。

ここの学校に転校しても、しばらく私は学校に行かれなかった。
何も覚えていないのに、男の人が近くにくると、手足が震えてしまったからだ。

なんとか、5年生くらいから学校に行けるようにはなったし、高校生になれた。
大学は通信制で勉強して、一応お仕事にも就くことが出来た。

大丈夫・・・と思ったけど、やっぱりダメだった。
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