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雨が好き
第38章 カウンターの客

【カウンターの客】
雨が降った日の翌日は、良い天気だった。
昨日のことが、少しだけ頭に引っかかっていたけれども、
やっぱり蒼人さんには会いたくて、
今日も私は病院にお見舞いに行った。
蒼人さんは体力が回復して少し動けるようになったようで、
今日は病室ではなく、ラウンジでお話することになった。
「もう、だいぶいいの?」
「うん、昨日くらいまではなんだかぐったりしてたけど、今朝辺りから戻ってきたって感じ。」
「よかった・・・。足は?」
「骨折してるから、こっちはしばらく松葉杖。仕事もデスクワークだけになりそう。」
多分復職は退院してから1週間後ぐらいだろう、とのことだった。
お仕事場の人には悪いけど、すぐに夜のお泊りの仕事についたら、『また怪我をしたらどうしよう』と、心配することになる。
それがないのは、正直私にとっては嬉しいことだった。
この分だと、予定通り明後日には退院できる、ということで、ホッとしたのもあった。
じゃあ、また明日来るから。
そう言って、私は病院を後にした。
今日は、昨日のような変な気持ちにならなくて、良かったな・・・と思った。
雨が降った日の翌日は、良い天気だった。
昨日のことが、少しだけ頭に引っかかっていたけれども、
やっぱり蒼人さんには会いたくて、
今日も私は病院にお見舞いに行った。
蒼人さんは体力が回復して少し動けるようになったようで、
今日は病室ではなく、ラウンジでお話することになった。
「もう、だいぶいいの?」
「うん、昨日くらいまではなんだかぐったりしてたけど、今朝辺りから戻ってきたって感じ。」
「よかった・・・。足は?」
「骨折してるから、こっちはしばらく松葉杖。仕事もデスクワークだけになりそう。」
多分復職は退院してから1週間後ぐらいだろう、とのことだった。
お仕事場の人には悪いけど、すぐに夜のお泊りの仕事についたら、『また怪我をしたらどうしよう』と、心配することになる。
それがないのは、正直私にとっては嬉しいことだった。
この分だと、予定通り明後日には退院できる、ということで、ホッとしたのもあった。
じゃあ、また明日来るから。
そう言って、私は病院を後にした。
今日は、昨日のような変な気持ちにならなくて、良かったな・・・と思った。

