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雨が好き
第6章 花屋

【花屋】
今日は、朝から雨だった。
6月中旬を過ぎても、雨の日は少し肌寒い。
窓の外を灰色に濡らす雨を見ながら、私は少しため息をついた。
この間、図書館で借りてきた本は全く読み進めることができない。
そっと、本を閉じて、お店のカウンターに置く。
お店にお客さんがいないのをいいことに、そのままうつ伏せて、外を見る。
さあさあと雨の音がする。
それ以外は、静かだった。
自分の心臓の音も聴こえてきそうだ。
図書館でのことが、とても気になっていた。
蒼人さんは、私が震えていたことに、気づいただろうか。
もし、気づいていたら、嫌に思わなかっただろうか。
私の足はなんで動かなかったのだろうか。
私は、本当はどうしたかったのだろうか。
ここのところ、ずっとこう。
おんなじことを、ぐるぐる、ぐるぐる・・・。
まるで、道に迷った子猫みたい。
ああ・・・ダメだなあ・・・。
お散歩に・・・行こうかな。
私はお父さんに、
ちょっと出かけてくる、と言うと、
外に出た。
今日は、朝から雨だった。
6月中旬を過ぎても、雨の日は少し肌寒い。
窓の外を灰色に濡らす雨を見ながら、私は少しため息をついた。
この間、図書館で借りてきた本は全く読み進めることができない。
そっと、本を閉じて、お店のカウンターに置く。
お店にお客さんがいないのをいいことに、そのままうつ伏せて、外を見る。
さあさあと雨の音がする。
それ以外は、静かだった。
自分の心臓の音も聴こえてきそうだ。
図書館でのことが、とても気になっていた。
蒼人さんは、私が震えていたことに、気づいただろうか。
もし、気づいていたら、嫌に思わなかっただろうか。
私の足はなんで動かなかったのだろうか。
私は、本当はどうしたかったのだろうか。
ここのところ、ずっとこう。
おんなじことを、ぐるぐる、ぐるぐる・・・。
まるで、道に迷った子猫みたい。
ああ・・・ダメだなあ・・・。
お散歩に・・・行こうかな。
私はお父さんに、
ちょっと出かけてくる、と言うと、
外に出た。

