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雨が好き
第39章 イタリアンレストラン

「昨日・・・病院で・・・」
会いましたよね、と言いたかったけど、
言葉が喉につかえてしまう。
「そうね、私も蒼人のお見舞い。
でも、すぐ帰らなきゃだったの。
用事あったから」
蒼人・・・。
名前、呼び慣れている。
その事実をどう考えてよいかわからなくて、
私はひどく動揺する。
「あ!料理来たよ、まずは食べよ?」
ちょっとした前菜・・・なのかな?
小さな可愛らしいお皿に三種類の簡単なお料理が乗っていた。
水際さんはアミューズ、と言っていた。
「いただきまーす」
ちょん、と軽く両手を合わせて、一口食べる。
「んー!美味しい。ワインに合うよ?みなとさんも飲んだら?」
バケットにチーズや生ハムが乗せられてピックでひとまとまりになっているやつを手に取る。
小さいので、そのまま口に入れられる。
口にいれると、色んな味がいっぺんに口の中に弾けて、チーズのほのかな香りが鼻に抜けるようだった。
美味しい。
思わず目を見開く。
口元に手を持っていき、もぐもぐ・・・。
「ね?ね?美味しいよね?」
水際さんが嬉しそうに言った。
会いましたよね、と言いたかったけど、
言葉が喉につかえてしまう。
「そうね、私も蒼人のお見舞い。
でも、すぐ帰らなきゃだったの。
用事あったから」
蒼人・・・。
名前、呼び慣れている。
その事実をどう考えてよいかわからなくて、
私はひどく動揺する。
「あ!料理来たよ、まずは食べよ?」
ちょっとした前菜・・・なのかな?
小さな可愛らしいお皿に三種類の簡単なお料理が乗っていた。
水際さんはアミューズ、と言っていた。
「いただきまーす」
ちょん、と軽く両手を合わせて、一口食べる。
「んー!美味しい。ワインに合うよ?みなとさんも飲んだら?」
バケットにチーズや生ハムが乗せられてピックでひとまとまりになっているやつを手に取る。
小さいので、そのまま口に入れられる。
口にいれると、色んな味がいっぺんに口の中に弾けて、チーズのほのかな香りが鼻に抜けるようだった。
美味しい。
思わず目を見開く。
口元に手を持っていき、もぐもぐ・・・。
「ね?ね?美味しいよね?」
水際さんが嬉しそうに言った。

