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雨が好き
第39章 イタリアンレストラン

お腹もいっぱい。
水際さんからの質問もいっぱい。
いろいろ、いっぱいだった。
「じゃあ・・・最後に質問!」
へへ・・・っと水際さんがなんだかいたずらっぽく笑った。
「蒼人の、どこが好きなの?」
不意打ち
心臓が跳ねて、体温が1度上がった気がした。
そして、上気したように顔がほてり、頭がクラリとする。
「え?あ?えっと・・・」
だけど、その場で一番あたふたしたのは、
水際さんだった。
「そ・・・そんなに真っ赤っ赤に・・・。って・・・え?ご、ごめん・・・」
私はうつむいて、動けなくなってしまう。
「えっと、ほら、蒼人って結構ぼけっとしてるじゃん?
だから、あいつのどこがいいのかなってさ」
え?これ・・・これ・・・
なんて答えればいいの?
蒼人、あいつ・・・
「あ・・・あなたは・・・?」
ちらっと水際さんの顔を窺う。
え?私?と自分の顔を指でさしていた。
「え?蒼人から聞かなかったの?」
なんだよ、あの朴念仁・・・。
そうブツブツ言いながら、髪の毛をクシャッと掻き上げる。
「もしかして・・・ごめんなさい。勘違い・・・、した?」
そして、彼女は再び名乗った。
今度はフルネームだ。
「私、高槻水際・・・蒼人の、妹だよ」
水際さんからの質問もいっぱい。
いろいろ、いっぱいだった。
「じゃあ・・・最後に質問!」
へへ・・・っと水際さんがなんだかいたずらっぽく笑った。
「蒼人の、どこが好きなの?」
不意打ち
心臓が跳ねて、体温が1度上がった気がした。
そして、上気したように顔がほてり、頭がクラリとする。
「え?あ?えっと・・・」
だけど、その場で一番あたふたしたのは、
水際さんだった。
「そ・・・そんなに真っ赤っ赤に・・・。って・・・え?ご、ごめん・・・」
私はうつむいて、動けなくなってしまう。
「えっと、ほら、蒼人って結構ぼけっとしてるじゃん?
だから、あいつのどこがいいのかなってさ」
え?これ・・・これ・・・
なんて答えればいいの?
蒼人、あいつ・・・
「あ・・・あなたは・・・?」
ちらっと水際さんの顔を窺う。
え?私?と自分の顔を指でさしていた。
「え?蒼人から聞かなかったの?」
なんだよ、あの朴念仁・・・。
そうブツブツ言いながら、髪の毛をクシャッと掻き上げる。
「もしかして・・・ごめんなさい。勘違い・・・、した?」
そして、彼女は再び名乗った。
今度はフルネームだ。
「私、高槻水際・・・蒼人の、妹だよ」

