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雨が好き
第42章 デート

【デート】
結局、蒼人さんの退院の日は、
みんなで駅チカの洋菓子屋さん『カンパネラ』に行った。
アップルパイが美味しい店だ。
私は迷わずアップルパイ。
蒼人さんも私と同じ。
水際さんは散々いろんなケーキと迷いに迷い、
蒼人さんに『蒼人!こっち食べなよ、アップルパイと半分こしよう』
と持ちかけるも断られ、
しぶしぶやっぱりアップルパイ。
結局、みんな仲良く同じものを注文した。
フォークを刺すと、サクッといい音。
口にいれると、りんごの酸味とカスタードの甘みが広がって、
口の中が蕩けそうになる。
やっぱり・・・美味しい。
「ん!!!すっごい、おいしい!!」
水際さんが目を見開く。
「うん・・・うん・・・」
蒼人さんは言葉少なに、黙々と食べる。
「蒼人!もっと美味しそうに食べなよ!」
水際さんは文句を言ったけど、蒼人さんが黙ってしまうのは
すっごく感動したり、すっごく美味しいと思ってるときだと、
私は知っていた。
「うん・・・うん・・・美味しい」
「だからさ!」
掛け合う二人が羨ましいとともに、面白くもある。
結局、蒼人さんの退院の日は、
みんなで駅チカの洋菓子屋さん『カンパネラ』に行った。
アップルパイが美味しい店だ。
私は迷わずアップルパイ。
蒼人さんも私と同じ。
水際さんは散々いろんなケーキと迷いに迷い、
蒼人さんに『蒼人!こっち食べなよ、アップルパイと半分こしよう』
と持ちかけるも断られ、
しぶしぶやっぱりアップルパイ。
結局、みんな仲良く同じものを注文した。
フォークを刺すと、サクッといい音。
口にいれると、りんごの酸味とカスタードの甘みが広がって、
口の中が蕩けそうになる。
やっぱり・・・美味しい。
「ん!!!すっごい、おいしい!!」
水際さんが目を見開く。
「うん・・・うん・・・」
蒼人さんは言葉少なに、黙々と食べる。
「蒼人!もっと美味しそうに食べなよ!」
水際さんは文句を言ったけど、蒼人さんが黙ってしまうのは
すっごく感動したり、すっごく美味しいと思ってるときだと、
私は知っていた。
「うん・・・うん・・・美味しい」
「だからさ!」
掛け合う二人が羨ましいとともに、面白くもある。

