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雨が好き
第42章 デート

ファッションの考え方について少し話してくれた。
髪の色や肌の色で似合う服の色や生地の質が違うこと、
同じ季節でも、自分をどう見てもらいたいか、によって服の形を考えること
自分だけじゃなくて、一緒に歩く人のことも考えて、コーディネートすること
「そういうの考える、昔から楽しくて」
そう言って笑った。
ファッションかあ・・・。
私は家の空っぽのワードローブを思い出す。
確かに、最初に病院であったときも、
イタリアンレストランに行ったときも、
そして、今日も、
水際さんのお洋服は・・・ううん、お洋服だけじゃない
アクセサリーもお化粧も、持ち物さえも水際さんによく似合っていた。
ああ、すごいな。
素直にそう思った。
「水際さん・・・すごい・・・。」
思わず言葉に出てしまう。
「え?別に・・・すごいってほどじゃないよ。
これくらい、できる人たくさんいるし」
「違うんです・・・えっと、うまく言えないけど、
ちゃんと、おしゃれできる人・・・すごいなって」
髪の色や肌の色で似合う服の色や生地の質が違うこと、
同じ季節でも、自分をどう見てもらいたいか、によって服の形を考えること
自分だけじゃなくて、一緒に歩く人のことも考えて、コーディネートすること
「そういうの考える、昔から楽しくて」
そう言って笑った。
ファッションかあ・・・。
私は家の空っぽのワードローブを思い出す。
確かに、最初に病院であったときも、
イタリアンレストランに行ったときも、
そして、今日も、
水際さんのお洋服は・・・ううん、お洋服だけじゃない
アクセサリーもお化粧も、持ち物さえも水際さんによく似合っていた。
ああ、すごいな。
素直にそう思った。
「水際さん・・・すごい・・・。」
思わず言葉に出てしまう。
「え?別に・・・すごいってほどじゃないよ。
これくらい、できる人たくさんいるし」
「違うんです・・・えっと、うまく言えないけど、
ちゃんと、おしゃれできる人・・・すごいなって」

