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雨が好き
第43章 女友達
「み・・・水際さん・・・
 ちょ、ちょっとお休みしていいですか」

ついに私は音を上げてしまった。

は!っと水際さんが私の顔を見る。
 手には、もう後3着、お洋服を持っていた。

「ご・・・ごめんなさい!
 私、つい夢中になっちゃって・・・」

顔が、真っ赤になる。

「だって、みなとちゃんが可愛くて・・・」

そう言われて、私もまた赤くなる。
そんなこと、面と向かって言われたの、
初めてだったから。

お腹すいたでしょう、とお昼にすることにした。
水際さんがおすすめしてくれたのは、
同じビルに入っているオムライスの専門店だった。

水際さんはチーズ入りのホワイトソースがかかったオムライスを、
私は、デミグラスソースのオムライスを注文した。

オムライスを食べながら、さっきのお洋服のお話

「みなとちゃん、意外といいカラダしているから、
 たまには胸を強調して・・・」
「髪の毛の色、ちょっと薄いから、
 やっぱり濃いめの色を合わせるのがくっきりしていい」
「冬色の肌・・・これからの季節、超羨ましい!」
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