パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第45章 プレゼント

「どうしよう・・・」
一通り雑誌をめくり終わったけど、
どれが一番いいプレゼントなのか、
わからないままだった。

これをもらったら、蒼人さんはどんな顔をするだろう。
このアクセサリーは似合うかな。
このお財布、使ってくれるかな・・・。
このお色は好きかしら？

決まらない・・・どうしよう
どうしよう・・・。

「みなと・・・今日は外に行かないの？」
あまりにも真剣に雑誌に目を落としているのを心配したのか、
お父さんが声をかけてきた。

「実は・・・」
お父さんに、事情を説明する。

蒼人さんの誕生日があって、
明日、水際さんと買い物に行くけど、
何をプレゼントしたらいいかが全然決められない・・・と。

本当に困っているのだけど、
お父さんはなぜだか笑っていた。

「なんだかとてもいい顔をしているね、みなと・・・」