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雨が好き
第45章 プレゼント

え?私・・・どんなお顔?
「ああ、本当に蒼人くんのことが好きなんだなって
真剣に、一生懸命、
好きな人のことを考えているって顔している」
そう言って、また笑う。
もう!笑い事じゃないよ!
と、思わず抗議の声を上げてしまう。
だって、明日、ちゃんと買えないと困るんだよ?
「ごめん、ごめん・・・」
それでも、やっぱりお父さんは笑っていた。
でもさ、みなと・・・
お父さんが、目を『みなと町』の入口の方にすっと向けた。
別にお客さん来ていないのに。
みなとは、蒼人さんからもらったもの、大事にしているだろう?
ハンカチとか、鉢植えとか、
アクアリウムで買った小さいキーホルダーとか
「きっと、好きな人からもらったら
どんなものでも、それが一番だよ」
だから、みなとが
一番いい、
と思ったもので、大丈夫
お父さんは、そう言った。
「ああ、本当に蒼人くんのことが好きなんだなって
真剣に、一生懸命、
好きな人のことを考えているって顔している」
そう言って、また笑う。
もう!笑い事じゃないよ!
と、思わず抗議の声を上げてしまう。
だって、明日、ちゃんと買えないと困るんだよ?
「ごめん、ごめん・・・」
それでも、やっぱりお父さんは笑っていた。
でもさ、みなと・・・
お父さんが、目を『みなと町』の入口の方にすっと向けた。
別にお客さん来ていないのに。
みなとは、蒼人さんからもらったもの、大事にしているだろう?
ハンカチとか、鉢植えとか、
アクアリウムで買った小さいキーホルダーとか
「きっと、好きな人からもらったら
どんなものでも、それが一番だよ」
だから、みなとが
一番いい、
と思ったもので、大丈夫
お父さんは、そう言った。

