この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
雨が好き
第51章 お届けもの

【お届けもの】
蒼人さんの足の具合は順調に良くなっている。
この分だと、あと2週間位でお仕事場に行ってもいいという許可が得られそうだ、ということだった。
裏を返せば、後2週間、蒼人さんはお仕事お休みで、
ずっと家にいる、のだという。
「お買い物とか、どうするんですか?」
蒼人さんはお怪我をした足でも、なんとかして『みなと町』まで来てくれていた。
いつもの2倍位、時間がかかると言っていたので、本当に申し訳ない。
いつものカウンターに、松葉杖が立てかけてある。
私は銀のお盆を胸に抱きながら、蒼人さんとお話していた。
「うん・・・なるべくまとめて買うようにしてる」
蒼人さんのお部屋は、古い集合住宅で、エレベーターがない。
階段を、松葉杖で上り下りするのは、とても大変そうだ。
しかも、お荷物持って・・・
私の顔にきっと、『どうやって?』と書いてあったのだろう、
蒼人さんが付け加えてくれた。
「リュック持ってって、そこに荷物入れて・・・で、なんとか」
蒼人さんの足の具合は順調に良くなっている。
この分だと、あと2週間位でお仕事場に行ってもいいという許可が得られそうだ、ということだった。
裏を返せば、後2週間、蒼人さんはお仕事お休みで、
ずっと家にいる、のだという。
「お買い物とか、どうするんですか?」
蒼人さんはお怪我をした足でも、なんとかして『みなと町』まで来てくれていた。
いつもの2倍位、時間がかかると言っていたので、本当に申し訳ない。
いつものカウンターに、松葉杖が立てかけてある。
私は銀のお盆を胸に抱きながら、蒼人さんとお話していた。
「うん・・・なるべくまとめて買うようにしてる」
蒼人さんのお部屋は、古い集合住宅で、エレベーターがない。
階段を、松葉杖で上り下りするのは、とても大変そうだ。
しかも、お荷物持って・・・
私の顔にきっと、『どうやって?』と書いてあったのだろう、
蒼人さんが付け加えてくれた。
「リュック持ってって、そこに荷物入れて・・・で、なんとか」

