この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
雨が好き
第52章 雨の窓
【雨の窓】

次の日は雨だった。

「みなと、高槻くんへのお届け、できたよ」

昼前のまだあまり忙しくない時間、お父さんが声をかけてきた。

サンドイッチの詰め合わせと、
コーヒー用の水筒に詰めたホットのカフェラテ

テーブルのお片付けを終えた私は、ハイと答えて、そのふたつを受け取った。

昨日は、ちょっとドキドキしてしまったけれど、
こうして蒼人さんに会いに行けると思うと、
やっぱり、うれしいな、と感じてしまう。

雨が降っているので、サンドイッチが濡れてしまわないように、ビニールのバックに入れる。そして、それをさらに小さめのリュックに。
傾いてしまわないかよくよく確認する。

うん、大丈夫。

そして、二階に上がって鏡を見る。

お洋服、おかしくない?
髪の毛、ちゃんとしている?
お化粧・・・水際さんに教えてもらったとおり・・・できている?

あまり見てても、変わるわけではないので、
少しして、切り上げる。

それから、傘・・・どうしよう。
最初から雨だから、本当はいつもの赤い傘がいいのだけど・・・

少し迷って、私はこの間、蒼人さんからもらった傘を出してきた。
折りたたみ傘だけど、やっぱり、こっちで行きたい。

こうして、やっと準備が完了した。
/283ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ