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雨が好き
第52章 雨の窓

【雨の窓】
次の日は雨だった。
「みなと、高槻くんへのお届け、できたよ」
昼前のまだあまり忙しくない時間、お父さんが声をかけてきた。
サンドイッチの詰め合わせと、
コーヒー用の水筒に詰めたホットのカフェラテ
テーブルのお片付けを終えた私は、ハイと答えて、そのふたつを受け取った。
昨日は、ちょっとドキドキしてしまったけれど、
こうして蒼人さんに会いに行けると思うと、
やっぱり、うれしいな、と感じてしまう。
雨が降っているので、サンドイッチが濡れてしまわないように、ビニールのバックに入れる。そして、それをさらに小さめのリュックに。
傾いてしまわないかよくよく確認する。
うん、大丈夫。
そして、二階に上がって鏡を見る。
お洋服、おかしくない?
髪の毛、ちゃんとしている?
お化粧・・・水際さんに教えてもらったとおり・・・できている?
あまり見てても、変わるわけではないので、
少しして、切り上げる。
それから、傘・・・どうしよう。
最初から雨だから、本当はいつもの赤い傘がいいのだけど・・・
少し迷って、私はこの間、蒼人さんからもらった傘を出してきた。
折りたたみ傘だけど、やっぱり、こっちで行きたい。
こうして、やっと準備が完了した。
次の日は雨だった。
「みなと、高槻くんへのお届け、できたよ」
昼前のまだあまり忙しくない時間、お父さんが声をかけてきた。
サンドイッチの詰め合わせと、
コーヒー用の水筒に詰めたホットのカフェラテ
テーブルのお片付けを終えた私は、ハイと答えて、そのふたつを受け取った。
昨日は、ちょっとドキドキしてしまったけれど、
こうして蒼人さんに会いに行けると思うと、
やっぱり、うれしいな、と感じてしまう。
雨が降っているので、サンドイッチが濡れてしまわないように、ビニールのバックに入れる。そして、それをさらに小さめのリュックに。
傾いてしまわないかよくよく確認する。
うん、大丈夫。
そして、二階に上がって鏡を見る。
お洋服、おかしくない?
髪の毛、ちゃんとしている?
お化粧・・・水際さんに教えてもらったとおり・・・できている?
あまり見てても、変わるわけではないので、
少しして、切り上げる。
それから、傘・・・どうしよう。
最初から雨だから、本当はいつもの赤い傘がいいのだけど・・・
少し迷って、私はこの間、蒼人さんからもらった傘を出してきた。
折りたたみ傘だけど、やっぱり、こっちで行きたい。
こうして、やっと準備が完了した。

