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雨が好き
第59章 おそろい

この間、蒼人さんのお仕事場の見学に行った時は、軽装で街歩きをするくらいの服だったからよかったが、さすがに11月の声も聞こえる今の季節、あんな服で行くわけにはいかない。かといって、私が持っている冬用の服はスカートだったり、ニットだったり、あまりハイキングに適しているとは思えない。
それに、長く歩くならばリュックとか、そういうのも必要で・・・。
私は、自分のお部屋の空っぽのワードローブを思って、むむむ、と考え込んでしまう。
靴や帽子はなんとか・・・でも、それ以外は・・・
やっぱりどう考えてダメそうだった。
「えっと、お洋服がなくて・・・」
正直に言うと、蒼人さんも、むぅ、と考える。
「じゃあ、準備のためにまず買い物から、というのはどうですか?」
お洋服、プレゼントします。
と、言われたので、さすがにそれは辞退した。
あんまりあれもこれも買ってもらうわけにはいかないもの・・・。
そういうわけで、次の蒼人さんのお休みの日の午後、私達は、水際さんが働いている隣町の駅ビルにあるデパートで買い物をすることになった。
それに、長く歩くならばリュックとか、そういうのも必要で・・・。
私は、自分のお部屋の空っぽのワードローブを思って、むむむ、と考え込んでしまう。
靴や帽子はなんとか・・・でも、それ以外は・・・
やっぱりどう考えてダメそうだった。
「えっと、お洋服がなくて・・・」
正直に言うと、蒼人さんも、むぅ、と考える。
「じゃあ、準備のためにまず買い物から、というのはどうですか?」
お洋服、プレゼントします。
と、言われたので、さすがにそれは辞退した。
あんまりあれもこれも買ってもらうわけにはいかないもの・・・。
そういうわけで、次の蒼人さんのお休みの日の午後、私達は、水際さんが働いている隣町の駅ビルにあるデパートで買い物をすることになった。

