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雨が好き
第9章 美術館

歩いて、止まって、絵を見て、
たまに言葉を交わす
「きれいだね」「なんか、いいな、これ」
「これのほうが好きかも」
蒼人さんの絵の見方はとても自由だった。
好きだ、とか
きれいだ、とか
時折私の方に向ける笑顔が、なんだか私は
好き
だった。
私と蒼人さんの美術館での時間は
こうして、ゆっくりと過ぎていった。
少し、大きめの部屋に出た。
主に西洋の絵画・・・印象派、というのだろうか?
そういう感じの絵がたくさんあるエリア
私はもちろん、絵を見ていたが、
絵を見ている蒼人さんの方を
もっとたくさん見ていた。
柔らかそうな薄茶のジャケット
濃い緑の少し厚手の長袖Tシャツ
白っぽい、ズボンのポケットに時折手を入れているのは、
きっと、クセなのかな・・・?
・・・?
蒼人さんが同じ絵の前から動かない。
じっと、ひとつの絵を見ていた。
たまに言葉を交わす
「きれいだね」「なんか、いいな、これ」
「これのほうが好きかも」
蒼人さんの絵の見方はとても自由だった。
好きだ、とか
きれいだ、とか
時折私の方に向ける笑顔が、なんだか私は
好き
だった。
私と蒼人さんの美術館での時間は
こうして、ゆっくりと過ぎていった。
少し、大きめの部屋に出た。
主に西洋の絵画・・・印象派、というのだろうか?
そういう感じの絵がたくさんあるエリア
私はもちろん、絵を見ていたが、
絵を見ている蒼人さんの方を
もっとたくさん見ていた。
柔らかそうな薄茶のジャケット
濃い緑の少し厚手の長袖Tシャツ
白っぽい、ズボンのポケットに時折手を入れているのは、
きっと、クセなのかな・・・?
・・・?
蒼人さんが同じ絵の前から動かない。
じっと、ひとつの絵を見ていた。

