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雨が好き
第61章 日帰り温泉

「疲れていないですか?」
全然・・・ではないけど、大丈夫。
意外と、歩けている自分がいた。
多分、蒼人さんがこまめに休憩を取ってくれているおかげかと思う。
「それは良かったですが・・・もし、時間が少し遅くなってもいいなら、山の麓に日帰り温泉施設があるんですけど、寄ってから帰りませんか?」
温泉・・・
蒼人さんと・・・
ほわんと、とっさに頭に浮かんだ光景を慌てて打ち消す。
こ・・・混浴じゃないよね・・・絶対。
私の頭に浮かんだ光景など露知らない蒼人さんは、
どうですか?という目で見つめてきている。
もちろん、あなたと長くいられるなら、その方が嬉しい。
混浴でも、もしかしたら良かったかも、とか思ってしまいながら、私は頷いた。
お昼ごはんを食べた場所が山の頂上だったので、あとは、下り道だった。
すべらないように、転ばないようにと、ここでも蒼人さんが気を使ってくれる。
大きな段差があるところは、自分が先に降りて、手を差し伸べてくれた。
それでも、お尻をズッてしまったところもあったが、特に問題なく下山することに成功した。
全然・・・ではないけど、大丈夫。
意外と、歩けている自分がいた。
多分、蒼人さんがこまめに休憩を取ってくれているおかげかと思う。
「それは良かったですが・・・もし、時間が少し遅くなってもいいなら、山の麓に日帰り温泉施設があるんですけど、寄ってから帰りませんか?」
温泉・・・
蒼人さんと・・・
ほわんと、とっさに頭に浮かんだ光景を慌てて打ち消す。
こ・・・混浴じゃないよね・・・絶対。
私の頭に浮かんだ光景など露知らない蒼人さんは、
どうですか?という目で見つめてきている。
もちろん、あなたと長くいられるなら、その方が嬉しい。
混浴でも、もしかしたら良かったかも、とか思ってしまいながら、私は頷いた。
お昼ごはんを食べた場所が山の頂上だったので、あとは、下り道だった。
すべらないように、転ばないようにと、ここでも蒼人さんが気を使ってくれる。
大きな段差があるところは、自分が先に降りて、手を差し伸べてくれた。
それでも、お尻をズッてしまったところもあったが、特に問題なく下山することに成功した。

