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雨が好き
第82章 ふたつの内緒

そう、一番、協力してくれたから。
一緒に作ったから。
だから、お名前の一文字を。
「え?月はどこから?」
「月は・・・上に載せた生クリームがお月様みたいだから」
「へーいいじゃん!お兄ちゃん、手伝ったかいあったよね!」
水際さんが、蒼人さんの背中をぼん、と叩く。
蒼人さんが照れたように笑っていた。
お父さんも満足そうにする。
私は、カップをお片付けしながら、
こっそり2つのことを思っていた。
ひとつは、『蒼月』の『月』の由来。
半分はさっき言ったことだけど。それだけじゃない。
もう半分の理由は、蒼人さんが私のことを『月のきれいさを持っている』って言ってくれたのを思い出したから、だったりする。
そして、もうひとつ
ここ2週間、いっぱいいっぱいチョコレートコーヒーを飲んで、
少し太ってしまった・・・ということ。
ふたつとも、内緒のこと・・・だ。
一緒に作ったから。
だから、お名前の一文字を。
「え?月はどこから?」
「月は・・・上に載せた生クリームがお月様みたいだから」
「へーいいじゃん!お兄ちゃん、手伝ったかいあったよね!」
水際さんが、蒼人さんの背中をぼん、と叩く。
蒼人さんが照れたように笑っていた。
お父さんも満足そうにする。
私は、カップをお片付けしながら、
こっそり2つのことを思っていた。
ひとつは、『蒼月』の『月』の由来。
半分はさっき言ったことだけど。それだけじゃない。
もう半分の理由は、蒼人さんが私のことを『月のきれいさを持っている』って言ってくれたのを思い出したから、だったりする。
そして、もうひとつ
ここ2週間、いっぱいいっぱいチョコレートコーヒーを飲んで、
少し太ってしまった・・・ということ。
ふたつとも、内緒のこと・・・だ。

