この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
雨が好き
第101章 大好きな時間

蒼人さんの注文を受けて、私はキッチンへ。
お料理はお父さん
コーヒーやドリンクは私
それが『みなと町』の役割分担
コトリ、とカップを置く。
濃いめのコーヒーに甘いチョコレートが溶けている
白い月のような生クリームがくるんとのっている
これが、『みなと町』の看板メニューのひとつ、
蒼人さんのお名前を貰ったコーヒー・・・『蒼月』だ
この時間、蒼人さん以外にお客さんはまだいない。
お昼時まで1時間ほどは多分このまま。
お父さんの方をちらっと見ると、少し頷いてくれたので、
私は蒼人さんのお隣りに座る
そうか・・・今日、雨だから・・・
外を見るとサラサラと町を灰色に濡らす雨が降る
さっきは花散らす雨と思っていたけれど
蒼人さんを連れてきてくれたとしたら、
やっぱり私は、雨が好き・・・そう思う
「これ・・・軽井沢の?」
テーブルの上にあったムックを蒼人さんが見つけた
「あ、うん・・・今度、行くから、って思って」
「僕も、ちょっと調べてみたんだけど」
「蒼人さんも?」
「はい・・・1日目は終わりが15時なんで、その後、行かれるところて思って・・・」
お料理はお父さん
コーヒーやドリンクは私
それが『みなと町』の役割分担
コトリ、とカップを置く。
濃いめのコーヒーに甘いチョコレートが溶けている
白い月のような生クリームがくるんとのっている
これが、『みなと町』の看板メニューのひとつ、
蒼人さんのお名前を貰ったコーヒー・・・『蒼月』だ
この時間、蒼人さん以外にお客さんはまだいない。
お昼時まで1時間ほどは多分このまま。
お父さんの方をちらっと見ると、少し頷いてくれたので、
私は蒼人さんのお隣りに座る
そうか・・・今日、雨だから・・・
外を見るとサラサラと町を灰色に濡らす雨が降る
さっきは花散らす雨と思っていたけれど
蒼人さんを連れてきてくれたとしたら、
やっぱり私は、雨が好き・・・そう思う
「これ・・・軽井沢の?」
テーブルの上にあったムックを蒼人さんが見つけた
「あ、うん・・・今度、行くから、って思って」
「僕も、ちょっと調べてみたんだけど」
「蒼人さんも?」
「はい・・・1日目は終わりが15時なんで、その後、行かれるところて思って・・・」

