この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
雨が好き
第14章 夕立
昼下がり。蒼人さんとの待ち合わせ場所は公園の入口。
そこから、お祭りがある神社まではすぐそこだ。

私がつくと、すでに蒼人さんが待っていた。

びっくりして、足が、止まる。

深みのあるやや青みがかった黒色。ちぢみなのかな?
よく見ると、薄くストライプが入っている。浴衣の色と対照的な白色の帯が陽にキラキラして素敵だった。
帯にさり気なく扇子が差してある。

床屋さんに行ってきたのかもしれない。この間あったときより髪の毛がさっぱりしている。背が高くて、少し陽に灼けたうなじがたくましく見える。
少し、ドキンとした。

立ち止まってしまった私に気づいて、蒼人さんが笑顔で手を振る。その笑顔を見てやっと私の身体が動き出した。

「お待たせしました」
「全然待ってないよ。まだ約束前」

蒼人さんがちらっと腕時計を見せてくれた。
確かに、約束の時間の10分前。
あれ?蒼人さん、一体いつから待っていてくれたんだろう・・・。
/267ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ