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雨が好き
第14章 夕立
神社の境内では、鬼灯の鉢植えが並んでいた。
受付のようなところがあり、私達の浴衣姿を見ると、小さいビニールに入った鬼灯のミニ鉢をくれた。
「浴衣で来てよかったね」
蒼人さんがまた、笑った。

鬼灯の鉢を見てみると、白い花が咲いていた。
鬼灯と言うと、赤い袋に赤い実、というのがイメージだが、それはこの花が散ってからのことだ。

『みなと町』にも一鉢置いたらお客さんが喜ぶかしら?
蒼人さんの職場にも・・・どうかな?

とてもよく花を咲かせている鉢があったので、私はしゃがんで見ていた。
「蒼人さんのお仕事場、鬼灯を置けたりしますか?」
何気なく聞いてみると、蒼人さんがぐっと顔を近づけてくる。

頬の熱が、伝わるほどの距離。蒼人さんの呼吸すら感じてしまう。

顔が、赤くなりそうになる。

「うーん・・・うちの職場には・・・どうかな?」

蒼人さんの職場は森の中にある事務所みたいな所らしい。プレハブに毛が生えたようなもの、と言っていたので、それほど広くないのかもしれない。
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