この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
雨が好き
第14章 夕立
「きっと、『みなと町』に置いた方がいいのでは?」
そうだ!と言って、私が見ていた鉢をひょいと持ち上げる。

「これ、プレゼント」
あっという間にお会計を済ませてしまった。

そんな・・・いつももらってばかりで悪いです・・・。
私はものすごく恐縮してしまう。

「いいんです・・・それに、」
言いかけて、蒼人さんが不意に言葉を止めて目をそらす。
なんだか、ちょっと、顔が赤くなっている・・・?

「それに?」

「『みなと町』にあれば、僕も見られるでしょう?」
え?それってどういう・・・。

問い返そうとした矢先、ぽつっと、手の甲に感じるものが。

雨・・・?

ぽつぽつぽつ
ぽつぽつぽつ

瞬く間に黒い粒が地面にたくさん広がっていく。

きゃあ、きゃあと周囲の人が走り始め、皆、雨宿り先を求めていく。

「僕らも行こう」

ふと見回したけど、休憩所や軒下など、雨宿りできそうなところはどこもあっという間にいっぱいになっていた。
/283ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ