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雨が好き
第2章 喫茶店

午後になって、雨が上がった。
陽の光にキラキラと雨粒が輝いていた。
ふわっと夏の匂いがする。
お客さんが、少し落ち着いた頃、お父さんから「お休みしておいで」と言われたので、
今日も神社に行ってみることにした。
水たまりを避けながら、坂を登って、石段を上がる。
鳥居をくぐって境内に入った。
今日は・・・雨の神様はいなかった。
でも、振り返ると、代わりに虹が出ていた。
「きれい・・・」
雨の神様はいなかったけど、虹が見れたので、私は満足した。
でも・・・
視界の端っこ、石段から上がってくる誰かの姿が見えた。
「古谷さん・・・でしたっけ?」
雨の神様だった。
「ちょっと、仕事の手が空いたので、『みなと町』に行ったら、お休み中だと言うので」
ここにいるかなと思って、来てくれたらしい。
はい、とハンカチを手渡してきた。
私のハンカチ。
そうか、あの時、前髪の雫を拭いたとき。
彼に手渡したままだった・・・。
洗って、きちんとアイロンがかけられていた。
陽の光にキラキラと雨粒が輝いていた。
ふわっと夏の匂いがする。
お客さんが、少し落ち着いた頃、お父さんから「お休みしておいで」と言われたので、
今日も神社に行ってみることにした。
水たまりを避けながら、坂を登って、石段を上がる。
鳥居をくぐって境内に入った。
今日は・・・雨の神様はいなかった。
でも、振り返ると、代わりに虹が出ていた。
「きれい・・・」
雨の神様はいなかったけど、虹が見れたので、私は満足した。
でも・・・
視界の端っこ、石段から上がってくる誰かの姿が見えた。
「古谷さん・・・でしたっけ?」
雨の神様だった。
「ちょっと、仕事の手が空いたので、『みなと町』に行ったら、お休み中だと言うので」
ここにいるかなと思って、来てくれたらしい。
はい、とハンカチを手渡してきた。
私のハンカチ。
そうか、あの時、前髪の雫を拭いたとき。
彼に手渡したままだった・・・。
洗って、きちんとアイロンがかけられていた。

