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雨が好き
第114章 初夏の空
【初夏の空】

軽井沢から帰って、数日が経った。

「みなと・・・これ3番、こっちは7番に」
お父さんからカウンター越しにグラタンと、ナポリタンを受け取る。

お昼時の『みなと町』はちょっと忙しい。
3番さんは食後にホットコーヒー、7番さんにはカフェオレ・・・

カランカラン・・・
また、お客さん。

いつもの光景、いつもの日常。
ほんの少しの『みなと町』の忙しさ。

1時間もすると、客足も落ち着いてくる。
ここから3時くらいまではコーヒーを飲みながら読書をしたり
二人連れでお店に来て、ゆっくりとお話をするお客さんが多くなる。

「えっと・・・蒼月を」
「あ、すいません・・・ホットコーヒーのおかわりを」
「はーい」

それでも、最近は『みなと町』のお客さんが増えたような気がする。
お父さんは、『みなとのコーヒーの腕が上がったからだよ』なんて言ってくれるけど・・・
自分では、ちょっとそこまではわからない。

お客さんが落ち着くこの時間は、私やお父さんの休憩時間だ。
注文が入らない隙を見て、二人でまかないを食べる。

「みなと、3時くらいまで休憩でいいよ」

お父さんがそう言ってくれたので、私はエプロンを外してお散歩に行くことにした。
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