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雨が好き
第115章 長電話
お仕事で大変だったこと、
お散歩先で見つけたこと、
職場の人との会話で楽しかったこと、
今日のお父さんのまかないのこと、
森で見つけたすっごくきれいで大きなきのこのこと、
お父さんからコーヒーが美味しいからお客さんが増えたかもって言われたこと・・・
受話器を持って、
座りながら、
優しい言葉が降り積もる時間
耳元であなたの声
楽しくて笑ってしまって、
蒼人さんも笑っていて・・・
ふと気づいたら、時計の長い針が一周以上、回っていた。
「あ・・・蒼人さん、ごめんなさい!
すごく、すごく長くなっちゃった・・・」
「うううん、僕は大丈夫だけど・・・みなとさんは平気?
疲れていない?」
電話、切らなきゃ・・・蒼人さん、明日お仕事だし・・・
そう思うのだが、耳から受話器を離すことがなかなかできない。
お散歩先で見つけたこと、
職場の人との会話で楽しかったこと、
今日のお父さんのまかないのこと、
森で見つけたすっごくきれいで大きなきのこのこと、
お父さんからコーヒーが美味しいからお客さんが増えたかもって言われたこと・・・
受話器を持って、
座りながら、
優しい言葉が降り積もる時間
耳元であなたの声
楽しくて笑ってしまって、
蒼人さんも笑っていて・・・
ふと気づいたら、時計の長い針が一周以上、回っていた。
「あ・・・蒼人さん、ごめんなさい!
すごく、すごく長くなっちゃった・・・」
「うううん、僕は大丈夫だけど・・・みなとさんは平気?
疲れていない?」
電話、切らなきゃ・・・蒼人さん、明日お仕事だし・・・
そう思うのだが、耳から受話器を離すことがなかなかできない。

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