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第117章 会いたい気持ち

耀さんがにこりと笑う。
「でね・・・それでね・・・」

私は、ちゅっとアイスティーで喉を湿らせ呼吸を整える。
今の気持ちを、ちゃんと言えるかな？

向かいの席では、ジンジャーエールをかき混ぜながら、
耀さんが私の方を見ていた。

「ここのところずっとずっと・・・苦しくて
　前よりその・・・蒼人さんに会いたいって思ってしまって・・・
　でもどうしたらいいかわからない・・・の。
　あのさ、こういうとき、みんなって・・・どうするのかなって」

みんなはどうやってこの寂しさを抱いているんだろう
どうやって、毎日過ごしているんだろう
最近、そんな事ばかり考えていた。

耀さんが、ニコっと笑った。

「好きな人に会いたいのは当たり前です・・・
　だから、みんななんだかんだ理由つけて会いに行ったり
　人によっては、同棲とかしちゃう人もいるし」
「ど・・・同棲？」

同棲って・・・一緒に暮らすってこと・・・だよね。
ちょっと、胸がどきんとする。

「それから結婚したり？」

・・・うん・・・