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雨が好き
第20章 花火大会

【花火大会】
8月に入ったばかりのある日。
蒼人さんが『みなと町』にやってきた。
「えっと・・・その・・・今度の日曜日の夜・・・なんだけど・・・」
なんだか、とっても言いにくそうだ。
なあに?と聞いてみると、彼は更に目を泳がせる。
うーん?
「花火大会かい?高槻くん」
カウンターの奥からお父さんが声をかけてきた。
蒼人さんが頭をかいて頷く。
え?花火大会に誘ってくれようとした?
彼が照れているのだ、と分かった途端、私もちょっと気恥ずかしくなってうつむいてしまった。蒼人さんも、緊張する・・・のかな?
私の返事はもちろん、イエスだ。
あっという間に集合時間と集合場所が決まる。そして、そして・・・。
浴衣を着ていく・・・だって。
ちょっとドキンとする。だって、この間、鬼灯祭で浴衣を着た時は、なんだか最後、ちょっと物悲しい感じで終わってしまったから。
今度こそ、楽しく、デート・・・お出かけができるといい。浴衣で。
なんだか、浴衣を着るのも楽しみで、私は、自分にしては珍しいほど、ウキウキしていた。
8月に入ったばかりのある日。
蒼人さんが『みなと町』にやってきた。
「えっと・・・その・・・今度の日曜日の夜・・・なんだけど・・・」
なんだか、とっても言いにくそうだ。
なあに?と聞いてみると、彼は更に目を泳がせる。
うーん?
「花火大会かい?高槻くん」
カウンターの奥からお父さんが声をかけてきた。
蒼人さんが頭をかいて頷く。
え?花火大会に誘ってくれようとした?
彼が照れているのだ、と分かった途端、私もちょっと気恥ずかしくなってうつむいてしまった。蒼人さんも、緊張する・・・のかな?
私の返事はもちろん、イエスだ。
あっという間に集合時間と集合場所が決まる。そして、そして・・・。
浴衣を着ていく・・・だって。
ちょっとドキンとする。だって、この間、鬼灯祭で浴衣を着た時は、なんだか最後、ちょっと物悲しい感じで終わってしまったから。
今度こそ、楽しく、デート・・・お出かけができるといい。浴衣で。
なんだか、浴衣を着るのも楽しみで、私は、自分にしては珍しいほど、ウキウキしていた。

