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雨が好き
第22章 月光

夢を見た。
暗い、暗い、暗い・・・・
くらい、くらい、くらい・・・
クライ、クライ、クライ・・・
ひとりで立っている。
どこかわからない、とても暗い場所。
ぬるりと、身体に何かが巻き付いてくる。
気持ちが悪い感触。
とても、耐えられない。
振り払おうと、もがいても、私にいつまでもいつまでも絡みついてくる。
たまらず、走り出す。
よくわからない「ナニカ」が私の後ろを追いかけてくる。
見てはいないけど、大きくて、ベタベタしていて
とらえどころがなくて、
どす黒いもの。
立ち止まったら、私の口から、
耳から、身体中の隙間から、
私の中に入り込んでこようとする・・・「ナニカ」
暗い、暗い、暗い・・・・
くらい、くらい、くらい・・・
クライ、クライ、クライ・・・
ひとりで立っている。
どこかわからない、とても暗い場所。
ぬるりと、身体に何かが巻き付いてくる。
気持ちが悪い感触。
とても、耐えられない。
振り払おうと、もがいても、私にいつまでもいつまでも絡みついてくる。
たまらず、走り出す。
よくわからない「ナニカ」が私の後ろを追いかけてくる。
見てはいないけど、大きくて、ベタベタしていて
とらえどころがなくて、
どす黒いもの。
立ち止まったら、私の口から、
耳から、身体中の隙間から、
私の中に入り込んでこようとする・・・「ナニカ」

