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雨が好き
第22章 月光

必死に逃げた。
助けを求めて、走る。
でも、私は小さくて、すぐに追いつかれてしまう。
壁際に追い詰められて、覆いかぶさられて、
「ナニカ」が嗤う。
真っ赤に嗤う。
唇が、ヌラヌラと濡れている。
心臓が、爆発するように鼓動した。
息が浅くなり、うまく空気を吸うことが出来ない。
怖い・・・怖い・・・
痛い・・・痛い・・・
イヤ・・・ヤメテ・・・ヤメテ!
「やめて!!!」
自分の叫び声で起き上がる。
月光が落ちる寝室。静かな夜。
私の・・・部屋?
夢?
私の心臓はまるで、その鼓動が耳もとで聴こえているのではないかと思うほど動悸で震えていた。
冷や汗でパジャマが濡れて、身体が小刻みに震える。
目を・・・閉じることが出来ない・・・
怖くて、できなかった。
助けを求めて、走る。
でも、私は小さくて、すぐに追いつかれてしまう。
壁際に追い詰められて、覆いかぶさられて、
「ナニカ」が嗤う。
真っ赤に嗤う。
唇が、ヌラヌラと濡れている。
心臓が、爆発するように鼓動した。
息が浅くなり、うまく空気を吸うことが出来ない。
怖い・・・怖い・・・
痛い・・・痛い・・・
イヤ・・・ヤメテ・・・ヤメテ!
「やめて!!!」
自分の叫び声で起き上がる。
月光が落ちる寝室。静かな夜。
私の・・・部屋?
夢?
私の心臓はまるで、その鼓動が耳もとで聴こえているのではないかと思うほど動悸で震えていた。
冷や汗でパジャマが濡れて、身体が小刻みに震える。
目を・・・閉じることが出来ない・・・
怖くて、できなかった。

